きょう5月15日は「沖縄返還の日」である。
今から47年前の1972年、沖縄の施政権が、アメリカ合衆国より日本国に返還されたのである。
その際、日本とアメリカの間で交わされた協定の正式名称は、「琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定」というのだそうである。
沖縄は、日本国に返還されたのであって、沖縄自身に返されたのではないのである。
沖縄には、いまだにアメリカ軍の基地がたくさんある。
日本にある米軍基地面積の74%が、日本全土の0.6%の面積しかもたない沖縄におかれている。
日本政府がそう決めているのである。
沖縄の人々の心に寄り添うと言いつつ、そう決めているのである。
沖縄の人々は普天間基地の移設を求め、また辺野古新基地建設を求め、住民投票でも、国政選挙でも勝ち続けてきている。
にもかかわらず、何も変わらない。
政府は、沖縄の人々の心に寄り添うと言いつつ、美しい沖縄の海に土砂を投入している。
沖縄は、日本国に返されたのであって、まだ沖縄の人々のもとへは返されていない。
日本政府は、沖縄をいつ沖縄の人々に返すのか。
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