コロナ対策で感じたことである。
マスクの場合は必要性の低いマスクの場合は、ただあきれていても済むが、
生活が逼迫しているものにとっての給付金は、そうはいかない。
定額給付金の場合
逼迫している人への30万円という当初の対策から、国民全員への一律10万円給付に変更されたのは、不公平ではないからということもあったが、全員一律の方が処理が速いというのが大きな理由になっていたと思う。
給付が決定したのは4月30日。
しかし、多くの国民が手にしたのは、6月になってからのようだ。
実際の給付は各自治体に委託され、行われている。
私の住む新座市からは5月半ばに連絡文書が届き、それによると、26日以降に申請の書類が送られその後1~2週間後に入金されるというということだった。実際に書類が届いたのが28日。それから申請するのだから、早くても6月半ばになるということだ。
マイナンバーカードで申請してほしいという、総務大臣からのアナウンスがあったが、システムの不備でかえって時間がかかるからと、各自治体から郵送による申し込みの要請が出るなど、笑えない話もあり、結局のところ、6月10日までに給付されたのは、全体の約40%、5000万人ほどにとどまっている。(総務省発表)
早いはずの一律定額給付でこれだ。
持続化給付金・雇用調整助成金の場合
もっと問題なのは、売り上げ減少や休業などでひっ迫している事業者に給付される持続化給付金(個人100万円、法人200万円。いずれも最高で)や雇用調整助成金。
申請手続きが難しい上、申請してもなかなか支払われないという状況が続いているようだ。
持続化給付金は、申請開始からほぼ1ヵ月たった5月末までに申請数約120万件、その3分の1ほどに給付されたという報道があった。雇用調整助成金の方は、申請数約3万5千件に対して約半分の1万7千件に支給が決定した(支給されたではない)という段階だ。
結果として多くの人々に支援金は行きわたっておらず、既に倒産に追い込まれた人々も少なくない。
なぜ、こんなに遅いのか。しかも額が少ないのか。
イギリスでは収入の8割が保障され、フランスではロックダウンが決まってから3日後にレストラン経営者に300万が振り込まれたという例が、TVニュースで紹介されていた。
これはもはや、政治の理念と発想のちがいとしか思えない。
イギリスでは収入の8割が保障され、フランスではロックダウンが決まってから3日後にレストラン経営者に300万が振り込まれたという例が、TVニュースで紹介されていた。
これはもはや、政治の理念と発想のちがいとしか思えない。
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