2016年10月19日水曜日

4. もし、私の住む町が沖縄だったら

夫の知り合いから、“拡散希望”で、URL付きのメールが届きました。
URLをクリックすると、そこには次のような文が・・・・・・

  東村山では、子どもや女性は夜中にコンビニには行きません。
  酔っぱらった米兵に襲われるからです。
  ここにはたくさんの米軍基地があり、
  たまに米軍機が落ちて、住宅を壊し、市民の命を奪います。
  市長が抗議しても、国は知らん顔。
  トトロの森が新しい米軍基地の候補地になり、
  その付近の学校も、保育園も、田中さんの有機農業の畑も、
  ぜ~んぶ強制移動を迫られています。
  田中さんたち東村山市民は、住民投票で「基地NO!」を可決。
  選挙で市民派の議員を当選させ、訴訟を起こしました。
  「なぜ、東村山ばかりに米軍基地があるのか」
  怒りに燃え、接収された土地のフェンスの前に座り込む市民に対し、
  国は機動隊を出動させました。
 
東村山は、ここ新座からは数キロ、ほとんど隣町と言ってもよいところです。
えっ!? いつから? そりゃ大変だ。あわてものの夫は青くなりました。
落ち着いて! タイトルをよく見て!
「10月のテーマ:もし、東村山が沖縄だったら??」とあります。
東村山の市民グループ(デモクラシーCafe@東村山)が開催したデモカフェの案内文でした。
次の文が続いています。

  こんなことが沖縄で起きています。
  なぜこんなことが起こるのか、一緒に考えてみませんか?


 先月16日、翁長知事が取り消した辺野古の埋め立て承認を巡り、国が沖縄県を相手に起こした訴訟で、福岡高裁那覇支部は国の訴えを認め、沖縄県が敗訴しました。
 「え~、そうなの。沖縄がかわいそうすぎるよね」と、夫と二人で怒りました。
 「代替基地は辺野古しかないとは何だ! 政府の言い分をそのまま受け売りじゃないか。判事は自分で調べたのか!」
 「この判決文を書かせるために、政府寄りの判事を赴任させたという噂があるわよ」

 沖縄敗訴のニュースは、我が家でとっている新聞、我々が見ているTVのニュース番組でも取り上げられましたが、それほど大きな扱いではなく、それも1日で収束してしまいました。毎日のように取り上げられる豊洲市場問題、オリンピック会場問題や、微に入り細に入り伝えられる凶悪犯罪の手口などと比較すると、小さな問題として片づけられたという感じです。
 沖縄の問題は、本土では大きな問題にはなりません。遠く離れた、それも海を隔てた島での話。身近な問題として考えられず、また自分の身に降りかかることでもないと思っているからでしょう。

 沖縄県にだけ負担させられた、国からの重い重い荷物。
 それは何と言っても不当です。
 沖縄県民も、同じ日本国民として幸福を追求する権利があるはずです。
 どういう解決方法があるか、なかなか難しい問題ですが、沖縄の問題を日本国民全体の問題として共有する必要があると思います。
 そのためには、まず、沖縄の痛みを、自分の痛みとして感じる努力をしよう。
 デモクラシーCafe@東村山の企画は、沖縄問題を自分の問題としてとらえるための、素晴らしいアイディアだと思います。

 私も、この新座で考えてみようと思いました。
 皆さんもやってみませんか?

 

 
 

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