2018年8月16日木曜日

32 翁長さんの目

 8月11日の土曜日、池袋で行われた集会に、清瀬で市民運動をしている方々と参加しました。


 
 サンシャインビルの北側にある東池袋公園。結構人は集まっていましたが、あまり大きくない公園なのでなので大行動というのは少しさびしい感じでした。(それでも2800人が集まったと後で知らされました。)
 冒頭に、急逝された翁長知事の黙祷をささげ、そのあと、同じ時刻に開催されていた沖縄の県民大会の挨拶が中継され、7万人の人が集まったと報告されると、集まった人々から大きな歓声と拍手がおこりました。

 そのあと、翁長知事の生前の言葉が息子の雄治さんによって語られました。
 「沖縄は試練の連続だ。しかし、ウチナンチュとしての誇りを捨てることなくたたかい続けてきた。ウチナンチュが心を一つにしてたたかうときには、お前が想像するよりも、はるかに大きな力になる。」

 この日、一番印象に残ったのは、デモ行進の列を作りつつあるとき、私のすぐ近くにいた男性が掲げていた大きな写真です。その写真には、安倍首相が写っていました。沖縄慰霊の日に、献花に向かう安倍さんの姿です。
 そして、写真の隅には、その安倍さんを見る翁長さんが写っていました。
 
 


 これは、怒りの目です。
 目の力が凶器となるなら、安倍さんは死んでいるかも、と思わせる強い怒りの目です。
 
 面積、日本国土の0.6%の土地に、70%の基地が集中する沖縄。
 その沖縄に、また新たな基地が作られようとしています。
 沖縄の財産である美しい自然、これからの沖縄の観光資源となるべき美しい自然ををこわして・・・
 世論調査では沖縄県民の70%超が辺野古埋め立てに反対しています。
 その沖縄の民意を一顧だにせず、政府は「粛々と」辺野古埋め立てを進めようとしています。
 もともとは自民党であった翁長さん、その愛のない政治姿勢に、怒りをもって立ち上がった翁長さん。病には勝てませんでした。さぞ残念だったことでしょう。

 なんとか、県民の心が一つになって、大きな力となりますように。
 本土からも、精いっぱい応援したいと思います。

 

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